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真空管の歴史について

執筆者の写真: r tr t



[真空管の歴史について]


真空管の歴史は、1800年代後半にまで遡ります。


1883年にエジソンが白熱電球の実験中に、電球内に電流を流すと、

フィラメントから電子が放出される現象を発見しました。これが「エジソン効果」と呼ばれるものです。


1904年にイギリスのフレミングは、「エジソン効果」を利用して、二極真空管を発明しました。

二極真空管は、電流を一方向にしか流さない整流作用を持つます。


1906年にアメリカのリー・ド・フォレストは、二極真空管にグリッドと呼ばれる電極を追加した三極真空管を発明しました。

三極真空管は、グリッド電圧によってプレート電流を制御することができるため、増幅作用を持つます。


そして、三極真空管の発明は、電子機器の発展に大きな役割を果たしました!


1912年にアメリカのケントは、真空管を利用したラジオ受信機を開発しました。


これは、まさに真空管の最初の商業的な応用となりました!


1920年代には、真空管はラジオ放送の普及とともに広く使用されるようになりました。

また、電話やテレビなどの通信機器にも真空管が使用され世の中に浸透していきました。


1940年代には、真空管を使用したコンピュータが開発されました。

初期のコンピュータは、ENIACやUNIVAC Iなど、大量の真空管を使用していました。


これは当時の様子を描いた映画などで良く見受けられます!


1950年代にはトランジスタの発明により、電子機器は小型化、低消費電力化が進みました。

真空管は徐々にトランジスタに取って代わられ、残念ですが1960年代以降はほとんど使われなくなりました。


しかしながら、真空管は独特の温かみのある音色を持つことから、

オーディオ機器やギターアンプなど現在でも音楽を大切にする方に愛されています!


by 真空管買取センター/Electron tube purchase center

 
 
 

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